(執筆者:アプレッソ 土岐 拓未)
はじめに
DataSpider Servistaの最新バージョン「v4.1」が7月18日にリリースされました!
4.1では、DataSpiderを使ったデータ連携開発の生産性を大幅に向上させる「開発支援フレームワーク」という新機能群をリリースしております。
▶ プレスリリース「データ連携プラットフォーム「DataSpider Servista」の最新バージョンを提供開始」
「より高い開発生産性を実現、大規模なデータ連携基盤としての能力を強化」と銘打っている通り、これらの新機能はDataSpiderを仕様したデータ連携開発の生産性を大幅に向上させるものとなっています!
この開発を行った開発チームのインタビューが以下にも公開されているのでぜひご覧下さい。
▶ 「DataSpider Servista 4.1」開発者インタビュー
ということで、簡単な機能概要は上記のプレスリリースに掲載されていますが、本dstnではこれらの機能について具体的に「どのように使うか?」、そして実際の開発現場において「どのように役立つか?」ということに注目して、詳細に解説していきたいと思います。
各機能の詳細な記事は今後、「テクニカルセンター」に順次アップしていく予定です!
開発支援フレームワークとは
一行で簡単に言うと、開発支援フレームワークとは
設計・開発・テストなどデータ連携開発の全フェーズの生産性を高める支援機能です。
具体的に説明すると、
実際の開発プロジェクトにおいて、以下の図ようなフェーズで行われることが多いと思います。
DataSpiderでは実際にスクリプトを作っていくのがいわゆる「開発フェーズ」にあたります。
プロジェクトを成功させるには、「開発フェーズ」のみならず「設計」「開発」「テスト」「運用」という一連の流れを素早く回していく必要があります。
これまで、DataSpider Servistaではこの「開発フェーズ」をノングラミングで簡単に実現するためのさまざまな機能を提供してきました。
v4.1の「開発支援フレームワーク」では、「開発」フェーズでの支援機能の強化に加えて、「テスト」や「設計」フェーズを簡単に素早く行うためのさまざまな機能を準備しています。
また、今後もさらに「開発支援フレームワーク」は適用範囲を拡大していく予定です!
開発支援フレームワーク各機能
開発支援フレームワークとしてv4.1でリリースした主な機能は以下のものがあります。
▶設計フェーズ
- プロジェクト/スクリプトの統計情報
▶開発フェーズ
- バージョン比較レポート
- グローバルユーザ定義ロジック
- Mapper処理データのログ出力機能
▶テストフェーズ
- テスティングフレームワーク
また、これ以外にも以下のように様々な開発支援のための機能がリリースされています。
- 仕様書を自動で開く
- データログの出力アダプタの追加
- エラーメッセージからヘルプへリンク
- ビルドエラービューの追加
- CSVファイルによる置換ロジックの複数キー対応
- データべースアダプタのクエリタイムアウト機能の追加
これらの機能を知っていただき、実際の開発現場に役立てていただくことで、データ連携を「高い品質で」そして「素早く」開発ことができる、と我々は考えています。
ということで、これらの機能について今後dstn上で順次紹介していこうと思います! ご期待ください!