ファイル転送ツールとしてFTPはレガシーなプロトコルでありながら、その手軽さから標準的なものとなっています。
DataSpiderではFTPクライアントとしてFTPアダプタが用意されており、外部のFTPサーバーとのファイルの送受信を行うことができます。
また、DataSpiderに内蔵されたFTPサーバーを使用して、FTPトリガーを発火させることができます。これにより、データ転送が完了したらスクリプトを実行してデータをストレージに格納するなどのデータ連携が可能です。
レシピ:FTPサーバーに置かれたCSVファイルをデータ連携する
FTPアダプタを使えば、外部のFTPサーバーのファイルを利用したデータ連携処理を作るのは簡単にできます。
「FTPサーバにあるCSVファイルを読み取りたい」ではそのシンプルな連携スクリプトを紹介しています。このスクリプトは、CSVファイルを取得してそのデータを読み取っています。
また、FTPサーバーにDataSpiderで作成したファイルを置くなどの処理も作ることができます。このように、FTPサーバーに対するファイルの送受信を行いながらデータ連携処理を作り込んでいくことがFTPアダプタを利用して可能です。
レシピ:DataSpiderに内蔵されたFTPサーバーを利用したフレキシブルなファイル連携システム
DataSpiderにはFTPサーバーが内蔵されています。このFTPサーバーを利用して、「ファイルが置かれたときに何らかの処理を事項する」という処理を実現することができます。
「DataSpiderデザインパターンβ 第2回 設計パターン 「Executable FTP Server」」は、そのような連携パターンを紹介した例となっています。
ファイルが置かれたらそのファイルを利用して各種クラウドサービスに転送したり、FTPで転送されたExcelファイルのデータを吸い取ってデータベースに格納したり、といったデータ連携を、これまでのFTPを利用した業務フローを変えることなく実現できます。
その他のレシピ
FTP連携に関する記事として以下のものが公開されています。