日付/時間型のフォーマットを変換して出力したい
キーワード:日時フォーマット,変換
概要
日付/時間型のフォーマットを変換して出力したい場合、日時フォーマッティングロジックを使用します。
サンプルプロジェクトの説明
現在日時をyyyy/MM/dd形式の文字列型データに変換して、CSVファイルへ出力します。
処理の流れ
サンプルプロジェクトの処理の流れは以下の通りです。
- 「マッピング処理」の「日時フォーマッティングロジック」で現在日時をyyyy/MM/dd形式の文字列型データに変換します。
- 「CSVファイル書き込み処理」でCSVファイルへ出力します。
実行結果のイメージについては、サンプルプロジェクトのサンプルデータ「output.csv」を参照してください。
ポイントとなる機能
名前 | 説明 | ツールパレット上の場所 |
---|---|---|
日時フォーマッティングロジック | 入力日時を指定したフォーマットで出力します。 | 「文字列」-「日時」-「日時フォーマッティング」 |
処理のポイント
日時フォーマッティングロジックでは、日付/時間型のデータを任意のフォーマットで文字列に変換できます。
「年/月/日」に変換したい場合は「yyyy/MM/dd」と設定してください。
アルファベットの大文字と小文字は厳密に判断されるため、注意してください。
フォーマットの詳細については、DataSpider Servistaのヘルプを参照してください。
サンプルプロジェクトの使用方法
上記処理を実装したサンプルプロジェクトを用意しています。サンプルプロジェクトを使用する場合の手順は、以下の通りです。
サンプルプロジェクトのダウンロード | 逆引きリファレンス シナリオ029のサンプルプロジェクト |
---|
- サンプルプロジェクトの展開
サンプルプロジェクトファイル「rl_reference_029.zip」を展開します。
- プロジェクトのアップロード
「rl_reference_029.zip」を展開後に作成される「rl_reference_029プロジェクト」ディレクトリがプロジェクトファイルとなります。
DataSpider Studioを起動し、マイプロジェクトの画面から[ファイル]-[ローカルからアップロード]で展開したディレクトリ「rl_reference_029プロジェクト」をアップロードしてください。
- サンプルデータの準備
「rl_reference_029.zip」を展開後に作成される「samples」ディレクトリがサンプルデータとなります。
$DATASPIDER_HOME/server/samplesディレクトリに上書きしてください。
スクリプトの作成手順
プロセスフローおよびデータフローは、「 サンプルプロジェクトの説明」のスクリプト画像を参照して適宜設定してください。
- デザイナのツールパレット「変換」-「基本」-「マッピング」から、マッピング処理をスクリプトキャンバスに配置します。
- デザイナのツールパレット「ファイル」-「CSV」-「CSVファイル書き込み」から、CSVファイル書き込み処理をスクリプトキャンバスに配置します。
- CSVファイル書き込み処理の設定は、以下のように行います。
[必須設定]タブ
- CSVファイル書き込み処理の設定は、以下のように行います。
- マッピング処理のMapperエディタを開き、現在日時をyyyy/MM/dd形式の文字列型データに変換する処理を作成します。
- マッピングキャンバスは、以下のように設定します。
マッピングキャンバス
番号 ロジック名 説明 ツールパレット上の場所 (1) 現在日時 現在日時を出力します。 「日時」-「基本」-「現在日時」 (2) 日時フォーマッティング 入力日時を指定したフォーマットで出力します。
[必須設定]タブの[フォーマット]には「yyyy/MM/dd」と入力します。「文字列」-「日時」-「日時フォーマッティング」
処理のポイント
- [フォーマット]はアルファベットの大文字と小文字は厳密に判断されるため、注意してください。
- たとえば大文字「MM」の場合は月を表しますが、小文字「mm」の場合は分を表します。
フォーマットの詳細については、日時フォーマッティングロジックのDataSpider Servistaヘルプの「フォーマット」を参照してください。
- マッピングキャンバスは、以下のように設定します。
- スクリプトを実行し、正常終了すれば成功です。