文字列に含まれる半角スペース・全角スペース・タブ文字を削除したい
キーワード:半角スペース,全角スペース,タブ,正規表現置換
概要
文字列に含まれる半角スペース・全角スペース・タブ文字を削除したい場合は、正規表現置換ロジックを使用します。サンプルプロジェクトの説明
CSVファイルを読み取り、正規表現置換ロジックで文字列に含まれる半角スペース・全角スペース・タブ文字を削除します。変換したデータをCSVファイルに書き込みます。

処理の流れ
サンプルプロジェクトの処理の流れは以下の通りです。- 「CSVファイル読み取り処理」でCSVファイルを読み取ります。
- 「マッピング処理」の「正規表現置換ロジック」で入力文字列に含まれる半角スペース・全角スペース・タブ文字を削除します。
- 変換したデータを「CSVファイル書き込み処理」でCSVファイルを書き込みます。

ポイントとなる機能
名前 | 説明 | ツールパレット上の場所 |
---|---|---|
正規表現置換ロジック | 入力文字列を正規表現により置換して返します。 | 「文字列」-「変換」-「正規表現置換」 |
処理のポイント
正規表現置換ロジックを使用し、特定文字や文字列の置換が実現できます。サンプルプロジェクトでは半角スペース・全角スペース・タブ文字を空文字に置換することで削除しています。

サンプルプロジェクトの使用方法
上記処理を実装したサンプルプロジェクトを用意しています。サンプルプロジェクトを使用する場合の手順は、以下の通りです。サンプルプロジェクトのダウンロード | 逆引きリファレンス シナリオ033のサンプルプロジェクト |
---|
- サンプルプロジェクトの展開
サンプルプロジェクトファイル「rl_reference_033.zip」を展開します。 - プロジェクトのアップロード
「rl_reference_033.zip」を展開後に作成される「rl_reference_033プロジェクト」ディレクトリがプロジェクトファイルとなります。
DataSpider Studioを起動し、マイプロジェクトの画面から[ファイル]-[ローカルからアップロード]で展開したディレクトリ「rl_reference_033プロジェクト」をアップロードしてください。 - サンプルデータの準備
「rl_reference_033.zip」を展開後に作成される「samples」ディレクトリがサンプルデータとなります。
$DATASPIDER_HOME/server/samplesディレクトリに上書きしてください。
スクリプトの作成手順

- デザイナのツールパレット「ファイル」-「CSV」-「CSVファイル読み取り」から、CSVファイル読み取り処理をスクリプトキャンバスに配置します。
- CSVファイル読み取り処理の設定は、以下のように行います。
[必須設定]タブ
- CSVファイル読み取り処理の設定は、以下のように行います。
- デザイナのツールパレット「変換」-「基本」-「マッピング」から、マッピング処理をスクリプトキャンバスに配置します。
- デザイナのツールパレット「ファイル」-「CSV」-「CSVファイル書き込み」から、CSVファイル書き込み処理をスクリプトキャンバスに配置します。
- CSVファイル書き込み処理の設定は、以下のように行います。
[必須設定]タブ
- CSVファイル書き込み処理の設定は、以下のように行います。
- マッピング処理のMapperエディタを開き、入力文字列に含まれる半角スペース・全角スペース・タブ文字を削除する処理を作成します。
- マッピングキャンバスは、以下のように設定します。
マッピングキャンバス
番号 ロジック名 説明 ツールパレット上の場所 (1) 単純な繰り返し 指定したノードを繰り返します。 「繰り返し」-「基本」-「単純な繰り返し」 (2) 正規表現置換 入力文字列を正規表現により置換して返します。
[必須設定]タブの[置換前文字列(正規表現パターン)]に「[ \t]*」を入力します。
[置換後文字列]には何も入力しません。「文字列」-「変換」-「正規表現置換」
処理のポイント
- [置換前文字列(正規表現パターン)]に全角スペース・半角スペース・タブ文字のいずれかを含む文字列を表現した正規表現を入力しています。
- 正規表現にマッチした文字を空文字に置換することで、[置換前文字列(正規表現パターン)]と合致した文字は空文字に置換され、削除されます。
正規表現の詳細についてはDataSpider Servistaヘルプの「正規表現置換ロジック」のヘルプを参照してください。
- マッピングキャンバスは、以下のように設定します。
- スクリプトを実行し、正常終了すれば成功です。