月末日付を取得したい
キーワード:月末日付の取得,CSV
概要
月末日付を取得したい場合は、月によって月末の日付が異なるため、日付の演算を行って取得します。サンプルプロジェクトの説明
CSVファイルから読み取った日付の翌月末日を演算し、CSVファイルへ出力します。
処理の流れ
サンプルプロジェクトの処理の流れは以下の通りです。- 「CSVファイル読み取り処理」でCSVファイルより日付データを読み取ります。
- 「マッピング処理」で以下の演算を行い、日付データの翌月末日を取得します。
- 「月を増減ロジック」で月を「2」増やします。
- 「日の設定ロジック」で日を「1」に設定します。
- 「日を増減ロジック」で日を「1」減らします。
- 「CSVファイル書き込み処理」で取得した翌月日付をCSVファイルへ出力します。

ポイントとなる機能
名前 | 説明 | ツールパレット上の場所 |
---|---|---|
月を増減ロジック | 入力日時の月を増減して返します。 | 「日付」-「演算」-「月を増減」 |
日の設定ロジック | 入力日時に日を設定して返します。 | 「日付」-「設定」-「日の設定」 |
日を増減ロジック | 入力日時の日を増減して返します。 | 「日付」-「演算」-「日を増減」 |
処理のポイント
月を増減ロジック・日の設定ロジック・日を増減ロジックを使用して、翌月末日を取得します。データの流れは以下の通りです。
- 月を増減ロジックで月を「2」増やします。
入力データ 2010/07/15 結果データ 2010/09/15 - 日の設定ロジックで日を「1」に設定します。
入力データ 2010/09/15 結果データ 2010/09/01 - 日を増減ロジックで日を「1」減らします。
入力データ 2010/09/01 結果データ 2010/08/31
サンプルプロジェクトの使用方法
上記処理を実装したサンプルプロジェクトを用意しています。サンプルプロジェクトを使用する場合の手順は、以下の通りです。サンプルプロジェクトのダウンロード | 逆引きリファレンス シナリオ038のサンプルプロジェクト |
---|
- サンプルプロジェクトの展開
サンプルプロジェクト「rl_reference_038.zip」を展開します。 - プロジェクトのアップロード
「rl_reference_038.zip」を展開後に作成される「rl_reference_038プロジェクト」ディレクトリがプロジェクトファイルとなります。
DataSpider Studioを起動し、マイプロジェクトの画面から[ファイル]-[ローカルからアップロード]で展開したディレクトリ「rl_reference_038プロジェクト」をアップロードしてください。 - サンプルデータの準備
「rl_reference_038.zip」を展開後に作成される「samples」ディレクトリがサンプルデータとなります。
$DATASPIDER_HOME/server/samplesディレクトリに上書きしてください。
スクリプトの作成手順

- デザイナのツールパレット「ファイル」-「CSV」-「CSVファイル読み取り」から、CSVファイル読み取り処理をスクリプトキャンバスに配置します。
- CSVファイル読み取り処理の設定は、以下のように行います。
[必須設定]タブ
- CSVファイル読み取り処理の設定は、以下のように行います。
- デザイナのツールパレット「変換」-「基本」-「マッピング」から、マッピング処理をスクリプトキャンバスに配置します。
- デザイナのツールパレット「ファイル」-「CSV」-「CSVファイル書き込み」から、CSVファイル書き込み処理をスクリプトキャンバスに配置します。
- CSVファイル書き込み処理の設定は、以下のように行います。
[必須設定]タブ
- CSVファイル書き込み処理の設定は、以下のように行います。
- マッピング処理のMapperエディタを開き、翌月末日を取得する処理を作成します。
- マッピングキャンバスは、以下のように設定します。
マッピングキャンバス
番号 ロジック名 説明 ツールパレット上の場所 (1) 単純な繰り返し 指定したノードを繰り返します。 「繰り返し」-「基本」-「単純な繰り返し」 (2) 月を増減 入力日時の月を増減して返します。 「日付」-「演算」-「月を増減」 (3) 数値定数 数値定数を出力します。
[必須設定]タブの[数値]には「2」を入力します。「数値」-「基本」-「数値定数」 (4) 日の設定 入力日時に日を設定して返します。 「日付」-「設定」-「日の設定」 (5) 数値定数 数値定数を出力します。
[必須設定]タブの[数値]には「1」を入力します。「数値」-「基本」-「数値定数」 (6) 日を増減 入力日時の日を増減して返します。 「日付」-「演算」-「日を増減」 (7) 数値定数 数値定数を出力します。
[必須設定]タブの[数値]には「-1」を入力します。「数値」-「基本」-「数値定数」 (8) 日時フォーマッティング 入力日時を指定したフォーマットで出力します。
[必須設定]タブの[フォーマット]には「yyyy/MM/dd」を入力します。「文字列」-「日付」-「日時フォーマッティング」
処理のポイント
- 日を増減ロジック・日の設定ロジックを使用して、翌々月の1日の日付を取得します。
取得した翌々月の1日の日付から、日を増減ロジックで「1」減らすことで翌月末日の日付が取得できます。
- 日を増減ロジック・日の設定ロジックを使用して、翌々月の1日の日付を取得します。
- マッピングキャンバスは、以下のように設定します。
- スクリプトを実行し、正常終了すれば成功です。