Dr.Sum EAに高速でデータを書き込み、集計レポートを出力したい
キーワード:Dr.Sum EA,集計,レポート出力
概要
Dr.Sum EAのテーブルに高速でデータを書き込みたい場合、Dr.Sum EAアダプタの書き込み(VTB)処理を使用します。また、書き込んだデータを集計してレポートを出力したい場合、Dr.Sum EAアダプタのDatalizer実行処理を使用します。
サンプルプロジェクトの説明
Dr.Sum EA VTB Creatorで作成した仮想テーブルの内容にしたがい、書き込み(VTB)処理で、Dr.Sum EAのテーブルに高速でデータを書き込みます。続いて、Datalizer実行処理で集計結果データを読み取り、Excelファイルに出力します。

処理の流れ
サンプルプロジェクトの処理の流れは以下の通りです。- 「書き込み(VTB)処理」でDr.Sum EAのテーブルに高速でデータを書き込みます。
- 「Datalizer実行処理」でDr.Sum EA Datalizerの集計結果データを読み取り、Excelファイルに出力します。

ポイントとなる機能
名前 | 説明 | ツールパレット上の場所 |
---|---|---|
書き込み(VTB)処理 | Dr.Sum EA VTB Creatorで作成した仮想テーブルの内容にしたがい、Dr.Sum EAのテーブルに高速でデータを書き込みます。 | 「アプリケーション」-「Dr.Sum EA」-「書き込み(VTB)」 |
Datalizer実行処理 | Dr.Sum EA Datalizerの集計結果データを読み取ります。 | 「アプリケーション」-「Dr.Sum EA」-「Datalizer実行」 |
処理のポイント
書き込み(VTB)処理の [書き込み設定]タブで [入力形式]に [CSV]を選択する場合、Dr.Sum EAサーバにあるCSVファイルをサーバOSローカルファイルシステムの絶対パスで指定します。サンプルプロジェクトの使用方法
上記処理を実装したサンプルプロジェクトを用意しています。サンプルプロジェクトを使用する場合の手順は、以下の通りです。サンプルプロジェクトのダウンロード | 逆引きリファレンス シナリオ071のサンプルプロジェクト |
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- サンプルプロジェクトの展開
サンプルプロジェクトファイル「rl_reference_071.zip」を展開します。 - プロジェクトのアップロード
「rl_reference_071.zip」を展開後に作成される「rl_reference_071プロジェクト」ディレクトリがプロジェクトファイルとなります。
DataSpider Studioを起動し、マイプロジェクトの画面から[ファイル]-[ローカルからアップロード]で展開したディレクトリ「rl_reference_071プロジェクト」をアップロードしてください。 - 仮想テーブルの準備
Dr.Sum EA VTB CreatorでCSVの仮想テーブルを作成します。- 「rl_reference_071.zip」を展開後に作成される「samples」ディレクトリ内のファイル「Input.csv」をDr.Sum EAサーバ上のディレクトリに配置してください。
- Dr.Sum EA VTB Creatorを起動し、上記のディレクトリおよびファイルを指定してデータソースとし、仮想テーブル「RLR_VTB」を新規作成します。
- テーブルの準備
Dr.Sum EAサーバに、書き込み先となる以下の構造のテーブル「RLR_071_SALES」を作成します。
テーブルのプロパティ
項目名 データ型 NULL許可 重複許可 商品コード VARCHAR NOT NULL 店舗名 VARCHAR NOT NULL 販売数 NUMERIC NOT NULL - 集計定義の作成
Dr.Sum EA Datalizerにて集計定義を作成します。
定義名を「RLR_071_SALES」とし、テーブル「RLR_071_SALES」を指定したクロス集計表を作成します。 - グローバルリソース(Dr.Sum EA)の設定
コントロールパネルの[グローバルリソースの設定]から、[新しいグローバルリソースの追加]を選択し、Dr.Sum EAのグローバルリソースを追加します。グローバルリソース(Dr.Sum EA)の設定方法については、DataSpider Servistaヘルプの「グローバルリソースのプロパティ」を参照してください。
- グローバルリソース(Dr.Sum EA Datalizer)の設定
コントロールパネルの[グローバルリソースの設定]から、[新しいグローバルリソースの追加]を選択し、Dr.Sum EA Datalizerのグローバルリソースを追加します。
グローバルリソース(Dr.Sum EA Datalizer)の設定方法については、DataSpider Servistaヘルプの「グローバルリソースのプロパティ」を参照してください。
スクリプトの作成手順

- デザイナのツールパレット「アプリケーション」-「Dr.Sum EA」-「書き込み(VTB)」から、書き込み(VTB)処理をスクリプトキャンバスに配置します。
- 書き込み(VTB)処理の設定は、以下のように行います。
[必須設定]タブ
[書き込み設定]タブ
処理のポイント
- [CSVファイルパス]には、「仮想テーブルの準備」で配置した「Input.csv」の絶対パスを指定します。
- 書き込み(VTB)処理の設定は、以下のように行います。
- デザイナのツールパレット「アプリケーション」-「Dr.Sum EA」-「Datalizer実行」から、Datalizer実行処理をスクリプトキャンバスに配置します。
- Datalizer実行処理の設定は、以下のように行います。
[必須設定]タブ
処理のポイント
- [抽出条件]を指定しないため、[入力データ]を指定する必要はありません。
[集計条件調整項目]タブ
- Datalizer実行処理の設定は、以下のように行います。
- スクリプトを実行し、正常終了すれば成功です。