DataSpiderはスクリプトを実行するためのさまざまなトリガーが用意されています。
その中でも、Webからのアクセスによってスクリプトを起動できるHTTPトリガーは手軽に利用でき、また柔軟なフォーマットを扱えるため利用頻度が高いトリガーです。
HTTPリクエストは、パラメータをスクリプトの中で利用可能です。また、XML・JSONなどのデータもスクリプトに渡して利用することができます。
スクリプト実行後は、実行結果をHTMLやJSON、XMLなどさまざまな形式のレスポンスで返すことができます。
一般的なWebサーバとしての役割を持たせる他、JSON REST APIなどのAPI構築も簡単に行うことができるようになています。
レシピ:DataSpiderをアプリケーションHTTPサーバとして利用する
Webアクセスに対してHTMLを返すことができるため、一般的なアプリケーションサーバのようにDataSpiderを使うことができます。HTMLアダプタを使えば簡単にHTMLを生成することが可能です。
「データベースの検索結果を色別にHTMLに出力し、ウェブブラウザから確認したい」ではそのような例のスクリプトを紹介しています。
データベースにアクセスして、動的なHTMLを返すという一般的なアプリケーションの動作をこのような簡単なスクリプトで作成することができます。この場合はデータベースから取得していますが、ExcelファイルやクラウドサービスなどさまざまなデータソースからHTMLを作成することも簡単にでき、柔軟なWebシステムを素早く構築することが可能です。
レシピ:DataSpiderをRESTサーバとして活用する
HTTPトリガーはXMLやJSONの結果を返すことができるため、REST APIサーバーとしてDataSpiderを使用することができます。
「データベースを検索して、複数件の結果を返す処理をRESTのWebサービスとして公開したい」はそのような例のサンプルを紹介しています。
アイコン1つだけの極めてシンプルなスクリプトをHTTPトリガーから実行するだけで、「データベースを検索した結果をXMLで返すAPI」を簡単に構築することができます。ノングラミングで構築できるため、仕様変更やAPIの追加も簡単に行え、メンテナンスコストを低く抑えることが可能です。
その他のレシピ
HTTPトリガーを利用したデータ連携に関する記事として以下のものが公開されています。