DataSpiderではデータの読み取り・書き込みのほかに、データの加工を行うことができます。
データの加工は「mapping」と呼ばれるアイコンで行います。
▲本日の主役 mappingアイコン
※キャンバス上では「mapping」表示、ツールパレットでは「マッピング」。オペレーション名は「ドキュメントmapper」。またあるときは「mapper/マッパー」と呼ばれることも。まるでどこぞのキューティーなハニー!!
mappingアイコン生成
そんなハニーの生成方法は3通りあります。
- ダイアログでの自動生成
- データフロー上で右クリック「マッピングの追加」
- [ツールパレット] > [変換] > [基本] よりアイコンをドラッグ&ドロップ
▲書き込み系の処理で入力データを指定すると、完了時にダイアログが表示されます。これが自動生成のやり方です。
また、入力アイコンと出力アイコンがフローでつながれていない状態のとき、右クリックのドラッグ&ドロップでフローを作成してもダイアログは表示されます!
▲右クリックドラッグ&ドロップの図。「データフロー」を引こうとするとダイアログが表示されます。
mapping画面
mappingはキャンバス画面のmappingアイコンをダブルクリックすることで、設定を行うようになります。
mappingは別タブで開かれます。
mapping画面では入力元、出力先のデータ構造が両脇に表示され、線が引かれています。
素直に入力元から出力先まで結ばれているものもあれば、間にアイコンが挟まれているものもあります。
間にあるアイコンが「ロジックアイコン」という機能で、この機能を使ってデータの加工を行います。
ロジックアイコンは [ツールパレット] の中にカテゴリに分けられ格納されています。
mapping方法
例を使って説明します!
例:入力元「品名」スキーマのデータが全角だったとき、半角に変換して出力先の「品名」スキーマに出力する。
[ツールパレット]から、データの加工に必要なアイコンを選択し、下図のオレンジ枠のエリアにドラッグ&ドロップします。
アイコンによっては、貼り付けたアイコンをダブルクリックし、設定をします。
※単一行文字列定数を使う場合は、プロパティを開き設定が必要。
ロジックアイコンを貼り付けたら、入力元・出力先の設定をします。
データの加工を行いたい入力データのスキーマをドラッグ&ドロップし、アイコンと結びつけます。
この結びつける作業を「マッピングする」と言います。
次に、加工されたデータを出力する先を設定します。
その際は、アイコンをドラッグ&ドロップし、出力スキーマにマッピングします。
単純なデータのマッピングイメージの紹介は、以上です。
おわりに
ロジックアイコンは現在、約150種類あります。
そのアイコンを組み合わせることによって、柔軟なデータ加工を実現できます。
まさに、「(データが)変わるわよ♡」ですね。納得。
どんなアイコンがあるか把握しておくと、加工のロジックを組みやすくなります。
少し多めではありますが、ざざっと目を通してなんとなく覚えておいたら、画期的なロジックが爆誕するかも…!?