新製品「Thunderbus」、2015年4月リリース! βバージョンフリートライアル開始しました

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アプレッソ開発部の土岐です。
2015年4月にリリース予定のDataSpiderシリーズ新製品「Thunderbus」がいよいよ発表となりました!

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Thunderbus製品紹介ページ

数年前に私が提案し開発がスタートしたこの製品。さまざまな経緯を経てようやく間もなくリリースの時を迎えることができそうです。仕様策定や開発を中心になって行ってきた私としては感無量であります・・・が、まだリリースまでは気が抜けません!

ということで、今後このThunderbusについては、今回は簡単にThunderbusの提案の元となったコンセプトについて紹介します。今後、dstnの「連載記事」で製品リリースまでの経緯や内部で使用している技術などについて詳細に紹介していこうと思います。

Thunderbusとは?


「Thunderbusとは何か?」という質問に対してざっくり一言で答えると、「クラウドとオンプレミスをシームレスにつなぐ製品です」という答えになります。
機能の詳細についてはThunderbus製品サイトを参照いただくとして、もうちょっとこれについて説明してきます。

「Thunderbus」という名前は実は最初の社内への提案時から使用していた名前です。
「Thunder」=「雷」という名前がこの製品の基本的なコンセプトを表しています。
(本当は英語では雷の音(雷鳴)のことをThunderと言って、雷の光はlightningなのでイコールでは無いのですが、そこは一旦置いておいて)

皆様ご存じの通り、雷は、雲から地面に向かって落ちます。ここで雲はIT用語で言うところの「クラウド」のシステムだとすると、地面は「オンプレミス(社内)」のシステムということになります。ここで製品サイトの冒頭の絵を見ていただきましょう。

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▲Thunderbusの連携イメージ図

クラウドとオンプレミスのシステムの矢印が、オンプレミス→クラウドという方向だけではなく、クラウド→オンプレミスという方向にも指されていて、「双方向」にデータ連携する、ということが表現されています。
そう、この製品は「オンプレミス→クラウド」のデータ連携だけではなく、「クラウド→オンプレミス」、つまり「クラウドからデータをオンプレミスに連携する」という点が重要な特徴です。
これによって、双方向のクラウド・オンプレミス連携を行うことができ、クラウドとオンプレミスの双方を活用したシームレスなシステムを構築することができる、というわけです。

なぜこの製品を作ろうと思ったか?


では、なぜこの製品を作ったのか? という問いに対しては、この製品を社内に提案した当初に話は遡ります。
数年前、クラウドがいよいよ普及期に入り、弊社で開発しているDataSpiderもクラウドホワイトペーパーを発表し、クラウド連携の機能を積極的に取り入れていました。また、個人的にもさまざまなクラウドのアプリケーションを使用するようになり、「いよいよこれからはクラウドの時代だな~」とひしひしと感じていたところであります。

これからのクラウド利用に関するメディアの記事なども多く発表される中で、私が惹かれた考え方がありました。それは、「クラウドは電気やガス、水道のような社会インフラと同じような存在になる」という考え方です。クラウドによってコンピューティングがこれまでの「所有」するという形ではなく、電気やガスなどと同じような公益サービスと同じようにするのではなく必要なものだけを「利用」する、という形になる、そして利用者は利用した分だけお金を払う、そのような存在になる、というものです。

コンピューターと人間の関係を大きく変える、クラウドというコンピューティングの新しい在り方とそのメリットが非常に分かりやすく示されていると思ったわけです。

「処理」と「データ」


この考え方を受けて、データを「つなぐ」ソフトウェアを作っている私としては、今後どのようなことをやっていくべきか? ということを考えました。新しいコンピューターの使い方であるクラウド、そのメリットを最大限に享受できるようなデータ連携の在り方とはどのようなものか?

ごくシンプルに考えて、コンピューターは「データ」(Data)を「処理」(Processing)するというモデルで成り立っています。クラウドの利用には、この「データ」をクラウドに置くというシステム構成、または「処理」をクラウドに任せるというシステム構成、そして「データ」も「処理」もクラウド上で行うシステム構成の3つの利用形態が考えられます。

従来のクラウドを利用しない形態も合わせてこの4つの構成を図にすると、以下のようになります。

利用図

 

▲クラウド利用時のシステム構成例

今後クラウド化の促進により、④の形態のクラウド利用へ移行が進むと思われますが、②や③のような一部のみクラウドという構成の方が利用しやすかったり、こういう構成を取る必要があったりということは大いに考えられます。

その場合、「データ」がクラウドにあるという②の構成は、各クラウドアプリケーションはAPIを用意しておいることが多く、導入しやすい形態です。実際、私たちが開発しているDataSpiderでもアダプタとしてこのような利用ができる機能を多く用意しています。

ここで問題になるのが③の形態。データはオンプレミスに置きたい、それに対する処理はクラウドでやりたい、というときにどうするか? オンプレミスのシステムにグローバルIPを付与しなければいけなかったり、VPNでネットワークごと繋がなければいけなかったりと、導入までのハードルが高いのがこの形態です。

クラウドの恩恵を多いに享受できるようになったこの時代。しかし「データ」がオンプレミスにあるがために、①のクラウドを利用しないという選択をせざるを得ない、ということがあるのではないでしょうか?

処理はクラウド&データはオンプレミス=Thunderbus


そこでThunderbus! というわけです。

Thunderbusを使用すれば、Thunderbus ServerとThunderbus Agentを中継することによって「オンプレミスのデータをクラウドで処理する」ということが可能になります。

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▲Thunderbus利用イメージ。Thunderbusを中継することによってクラウドからオンプレミスのデータを処理することが可能になる

ソフトウェア内でこの中継を行っているため、ネットワークの構成変更などは必要ありません。必要なのは、クラウド側にhttpsのインバウンドのポートを空けるのみです(通常のWeb用のポートと同じです)。後は製品のインストールおよび簡単な設定で使用開始することができます。

ぜひこれまでクラウド利用をためらっていた方も、Thunderbusでさらなるクラウド利用のきっかけを掴んでいただければ、と思います。

「データ」は、2015年4月のThunderbus v1.0のリリースでは「ファイル」を対象にしています。今後は「データベース」やその他も機能拡充していく予定です。

具体的な利用シーンや仕様については、今後Thunderbusのサイトやdstnの「連載記事」で紹介していこうと思います。




ということで今回は以上です。次世代のクラウド利用のための新製品、Thunderbusをよろしくお願いします!

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