dstnインタビュー 「アプレッソ QAグループ編 #1」

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1. 「QAって何をするところなの?」

みなさまこんにちは。dstn運営事務局です。

今回dstnのリニューアルに際して、私たち運営事務局のメンバーが、DataSpiderに関わる色んな人たちへインタビューを行う、という企画が立ちあがることになりました。

第1回目となる今回は、まずはアプレッソ社内に目を向けてみて、開発部に所属するQAグループに話を聞くことにしました。(全3回)


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dstn:それでは、自己紹介お願いします。

谷平:谷平です。開発部QAグループのリーダーをやっています。主な業務は、 DataSpider Servistaのテストからリリースまで全般を担当しています。テスト計画の立案、実行からリリース前のイメージの作成まで、一連の流れを見ています。他にも、製品ドキュメントの作成、テスト環境の管理、アダプタの実装も担当しているので時々プログラミングもやったりします。

:金です。テスト業務がメインですが、 PIMSYNCという製品全般のリリースも担当しています。それ以外にもBTS(バグ・トラッキング・システム)の管理や、テスト自動化ツールのプログラムなども担当しています。

dstn:ありがとうございます。ずいぶんと色んなことをやられているんですよね。改めてになりますが、「QA」の意味を教えてもらっても良いでしょうか。

谷平:間違ってもQ&A(クエスチョン・アンド・アンサー)じゃないですよ。

dstn:あ、違うんですね(笑)。

:私も最初QAに配属と聞いたとき、同じようなことを思いました(笑)。

谷平:よく言われるんです(笑)。

テストは品質を高める一工程であり、品質を高める方法は他にもたくさんある (金)

dstn:それでは谷平さん、QAについて説明をお願いしてもよろしいでしょうか。

谷平:ええと、コホン...。QAとは、「Quality Assurance」の頭文字で、品質保証という意味です。大雑把に言えば品質に関係することであればすべて業務範囲となりますので、開発前の仕様策定から関わったりもします。もちろん、主要となるのはテストですが、一言「テスター」と言ってしまうと、正直言ってQAの全貌はつかめないと思います。

:そうですね。テストは品質を高める一工程であり、品質を高める方法は他にもたくさんあると思っています。

dstn:実は、このインタビューの企画が上がってきたときに、最初にQAグループを対象としたのは、開発部内で一番分かりにくい部署だと思ったためです。現在アプレッソの開発部は開発・サポート・QAの三部署ありますが、世間一般では一番馴染みが薄いのがQAだと思っています。

谷平:ソフトウェア業界でも、品質の重要性は高まってきていると思いますが、専門のQAチームが存在しているのは多くはないのではと思いますね。僕も、入社するときに専門のチームがあると聞いて、驚いた覚えがあります。

dstn:アプレッソではQAチームはいつ頃から存在しているのでしょうか?

谷平:2006年に初めて社内にQAチームが組織されたそうです。

:どういう経緯でできたんですか?その頃私はまだ入社前だったので。

谷平:僕も入社前でしたが、以前聞いた話では、小野(和俊。現CTO)と吉田(哲也。現開発部部長)が「Joel on Software」という書籍でテスト担当者の重要性を説かれていたのを読んで、設立を決意したということでした。

dstn:なるほど。アプレッソQAチームに歴史あり!ですね。

製品のオーナーになると、リリースしたときの感動が違う (金)

dstn:先ほどの自己紹介で、製品担当という話が出ましたが、製品ごとに担当を付けているのですか?

谷平:はい。基本はどの製品も使えるべきなのですが、やはりオーナーがいないと責任が明確でなくなったりするため、主要なメンバーをそれぞれの製品オーナーとしています。僕ら二人の他にも、 DataSpider BPMのオーナーがいます。

dstn:オーナーになると、やはり製品に対する愛着も変わるのでしょうか?

:そうですね。単純にテストだけじゃなくて、製品仕様の策定やヘルプドキュメントの執筆など、幅広く関わることになるので、リリースしたときには感動が違いますね(笑)。

谷平:製品リリース作業は半年以上の長期にわたることもあるので、本当に大変ですけど、僕たちQAも製品を作っているという意識が強いので、何とかこなせますね。

dstn:確かに長期化するとメンバーが疲弊化してきますし、管理も大変になりますよね。

全ユーザーを代表して最初に製品に触れるユーザーであること
テストをすることは常にそれを強く意識している (谷平)

谷平:一つ、僕たちがいつも意識していることがあるんです。それは、僕たちは一体何のために品質を管理しているのか、ということです。自分の答えは、「お客様のため」なんです。ちょっとクサいんですが(笑)。でも、それを見失ってしまうと、方向性が分からなくなって正確な判断ができくなってしまうんですね。だから、そういうときに、「お客様はどう感じるか」。それを思い起こすようにして、みんなが見る方向を軌道修正するようにしています。

dstn:なるほど。でも、QAのメンバーは業務の性質上あまりお客様と直に触れる機会はなさそうに思えます。そういう中で、「お客様がどう感じるか」というのはどうやって答えを出しているのですか?

谷平:確かに、僕らはほとんど客先に出ることはないのですが、サポートセンターとお客様とのやり取りを見ることができるので、まずそこが一番の情報源ですね。

dstn:確かに、サポートセンターへの問い合わせからはお客様がどういった機能を使われて、どういったところで引っかかっているのか、ということが読み取れそうですね。

:たまにですが、お客様と話をすることがあるので、そういうときには必死に情報収集したりします。

dstn:このインタビューを読んでいるユーザーの方が、アプレッソQAのメンバーを見つけたら話かけてくれるようになるといいですね。

:何で不具合出したんだ!とかで怒らないで、優しくしてほしいです(笑)。

一同:(笑)

谷平:僕らは、ユーザー視点ということをとても大切にしています。もちろんQAは製品開発の最終ラインであるので一つでも不具合を無くす、というのがとても重要ですが、それに加えて、 DataSpider Servistaの全ユーザーを代表して一番最初に触るユーザーであるということも強く意識しています。

dstn:確かに、不具合を無くす、ということだけだと、ユーザビリティの観点が抜けてしまいがちになるかもしれないですね。それを、自分がユーザーの立ち位置に立ってみることで、補っているということですね。

谷平:そうなんです。 DataSpider ServistaはGUIで開発するツールなので、お客様は使い勝手・手触り感をとても重視しています。なので、なるべくそれをテストの観点に組み入れるようにしています。

dstn:ユーザービリティは人それぞれで感じ方も違いそうですが、QA内でも意見が分かれたりということはあるのですか?

:そうですね。そういった場合には、仮想ユーザーの視点で考えたりします。

dstn:仮想ユーザーについて、もうちょっと詳しく教えてもらえますか?

:アプレッソの開発では、ペルソナ開発法という手法を取り入れているのですが、それをQAにも転用しています。ペルソナは、経歴や性格などが事細かに設定されているので、僕らがそのペルソナの気持ちに立って考えてみることができます。

谷平:さすがに完全になりきるのは難しいのですが、第三者の視点を入れることで、客観視して見ることができるので、議論がいい方向に進むことが多いです。

dstn:なるほど。色々工夫してやっているんですね。


2.「 DataSpiderのテスト」に続きます・・・

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