アクセスログの設定方法
DataSpider Servistaでは様々なログを出力する機能が存在しますが、その中の1つであるアクセスログについてご紹介します。
アクセスログとは、クライアントからDataSpiderServer にアクセスした処理のログを出力する機能です。
具体的には以下のような処理の実行時に出力します。
・DataSpiderServerへのログイン/ログアウト
・DataSpiderServer側に保存される設定の作成、変更、削除
・DataSpiderファイルシステム上でのファイルの読み込み、書き込み、削除
・DataSpiderファイルシステム上でのディレクトリの作成、削除
・DataSpiderServerの何らかの状態を変更する以下のような処理
この機能により、いつ、どのユーザがどのような操作によりDataSpiderServer へアクセスしたかをログから確認することが可能となります。
ただし、アクセスログを有効にするには、「dslog.properties」と「DataSpiderServer.lax」に設定が必要になります。
設定方法
設定方法は以下の通りです。
●「dslog.properties」の設定
dslog.properties の accesslog キーの値を変更します。
【対象ファイル】
$DATASPIDER_HOME/server/conf/dslog.properties
【対象キー】
accesslog
【変更内容】
変更前:accesslog=${ACCESSLOG_OFF}
変更後:accesslog=${ACCESSLOG_ALL}
●「DataSpiderServer.lax」の設定
DataSpiderServer.lax のlax.nl.java.option.additional キーにオプションを追加します。
【設定ファイル】
$DATASPIDER_HOME/server/bin/DataSpiderServer.lax
【対象キー】
lax.nl.java.option.additional
【追加オプション】
-javaagent:../system/common/lib/aspectjweaver.jar
【設定例】
lax.nl.java.option.additional=-javaagent:../system/common/lib/aspectjweaver.jar
以上の設定により、アクセスログが以下に出力されるようになります。
$DATASPIDER_HOME/server/logs/access.log
まとめ
・アクセスログとは、DataSpiderServer へのアクセスをログへ出力する機能である
・デフォルトでは無効になっているため、設定ファイルを変更し有効にする必要がある