導入・概要
こんにちは。
今回は『ログファイルの出力先を変更する方法』についてご紹介します。
ログの運用は会社それぞれ。定期的に削除する場合もあれば、長期間保存が必要な場合もあるかと思います。
ただ、DataSpider のログは、扱うデータ量やログレベルによって、短期間で相当な容量となる場合があります。
デフォルトでは、インストールディレクトリ配下の /logs フォルダ内($DATASPIDER_HOME/server/logs)に出力されるため、気が付くとサーバのディスク容量を圧迫してしまっていたという危険性もあります。
詳細
ログファイルの出力先は、サーバのプロパティファイルで変更が可能です。
ログによって設定場所は異なりますが、任意の場所に設定することが可能です。
▼server.log、execログ、XMLログ、Launchログ、Launchプロセスログ、Server CLI Consoleログ
・設定ファイル
${dataspider.home}/server/conf/dslog.properties
・設定キー
dslog.dir = ${出力先ディレクトリ}
※設定例:出力先を C:\test に変更
dslog.dir=c:/test
▼server.error.log
・設定ファイル
${dataspider.home}/server/bin/DataSpiderServer.lax
・設定キー
lax.stderr.redirect = ${出力先ディレクトリ}
設定キーの値に、出力先を記述します。
※設定例:出力先を C:\test に変更
lax.stderr.redirect=C:\\test
***注意点***
プロパティファイルを変更後は、値を反映させるために DataSpider Serverを再起動してください。
上記設定変更によって、ログの出力先だけを容量に余裕のあるディスクに設定することができます。
まとめ
・ログの出力先は任意のフォルダに設定することが可能
(ただしログによって設定場所が異なるため注意が必要)
・プロパティファイルの変更後は、 DataSpider Server の再起動をお忘れなく!