はじめに
DataSpiderServerをコマンドプロンプトから起動していると、DataSpiderServerのログがコマンドプロンプトに出力されるので状態がリアルタイムで把握できるのですが、Windowsサービス起動の場合はサービスの「実行中」といったざっくりとした状態しかわからず、Studioをつなごうと思ったら「まだ起動中だった!」ということが発生してしまいます。
Windowsサービス画面
Windowsサービス起動でもDataSpiderServerの状態をリアルタイムで把握したい!というのが今回の趣旨となります。
PowerShellの起動
Windowsには、PowerShellという機能があります。PowerShell 3.0から、Tailというパラメータがサポートされています。これを使って、DataSpiderServerの状態を確認します。
Windowsキー + Rキーで「ファイル名を指定して実行」ダイアログを表示し、「powershell」と入力してEnterキーを押しましょう。PowerShellが起動します。
「ファイル名を指定して実行」ダイアログ
Get-Content -Tailの入力
起動したら、以下のコマンドを入力してください。<>で囲まれている部分は可変となりますので、環境に合わせて入力してください。
Get-Content -Path <DSSのインストールディレクトリ>\server\logs\server.log -Tail <読み込む行数> -Wait
こうすることで、DataSpiderServerをコマンドプロンプトから起動した際のログと同じ内容が指定した行数分PowerShellのコンソール上に表示されます。
-Waitパラメータは行が追加されるまで待つという意味です。
運用中に基本的にDataSpiderServerが起動しっぱなしになると思いますのであまり必要性は感じないかもしれませんが、開発中は再起動を行ったり、DataSpiderServerのエラーを確認したりと活躍どころがありますのでぜひ利用ください。