前回の記事でWebhook 用のkintone アプリができたので、そのアプリからデータを受け取れるようDataSpider で準備をします。
入力変数作成
まずは、外部からデータを受け取るためにスクリプト入力変数を作成します。
kintone から取得するデータもJSON なので、こちらもXML型の変数を作成します。
スキーマ取得
kintone から送られてくるデータのスキーマを取得します。
DataSpider ではXML型のファイルでスキーマを読み取ることが可能なので、XMLファイルを作成します。
XML書き込みアイコンを使用します。
入力変数があるので、Startアイコンからフローを引くときはデータフローとプロセスフローを引きます。
ファイルはまだ存在しないため、作成したいファイル名で設定します。
HTTPトリガー作成とWebhookの設定
上記スクリプトを実行するため、トリガーとWebhook の設定をします。
XML書き込みのスクリプトがあるプロジェクトをサービスとして登録します。
サービス登録が完了したら、トリガーの設定をおこないます。
マイトリガーからHTTPトリガーを新規作成します。
実行パスと「上記設定の説明」に記載があるURLは連動しています。パスを設定し、URLをコピーしておきます。このURLにアクセスした際に、指定されたスクリプトが実行されます。
スクリプト変数を設定する項目があります。
値に変数を入力できるので(値を選択すると右矢印が出て、トリガー変数を選択できます)、入力データを設定します。(= $[trigger.inputData})
設定が終わったらトリガーを有効状態にし、保存します。
kintoneでの設定
前回記述した、アプリの設定からWebhook の設定をおこないます。
Webhook の設定を保存し、アプリを更新します。
実行
それでは、kintone でレコードを追加します。スキーマを取得するためなので、データはなんでもOKです。
保存ボタンを押したら、Webhook が実行されDataSpider のスクリプトも実行されます。
XMLファイルが指定ディレクトリに作成されていることを確認します。
(何回かやったので上記の内容とちょっとデータが違いますがご容赦ください!)
これでスキーマ設定用のXML の用意ができましたが、さらっとWebhook の動作も確認できました!!
それでは次の記事ではスキーマの設定やMappingの設定をおこなっていきましょう!
次回記事(最終話):kintoneからのデータセット